ハードディスクの中身を「大掃除」

パソコンは、長く使うほど遅くなる。 Windows 7もその例外ではない。最大の原因は、使っていくうちにたまっていぐごみ”ファイル。通常、Windowsのシステムファイ・レはCドライブにあり、仮想記憶などで必要な空き容量が減ると、パソコンやソフトの起勁は遅くなる。
起動後もWindowsは自動的にー時ファイルや更新ファイルなどを作成。ユーザーが知らないうちに、さまざまなファイルをCドライブに保存する。購入当時はキビキビ勁いていたパソコンも、空き容量が減るにつれて勁作が重くなっていく。
Windows 7パソコンの多くは、購人から数年経過しているはず。長く快適に使うには、不要なファイルを取り除いて、「幡く」するメンテナンスが不可欠だ(図1)。うかつな消去は厳禁
不要なファイルが、デスクトップや[マイドキュメント]など、目につきやすい場所にあれば手間は掛からない。しかし、不要なファイルの大半は、システムフォルダーやその奥深くの階層にあり、ユーザーが探すのは困難だ。図2は、フリーソフトの「SpaceSniffer」で調べた、Windows 7が利用するHDDの様子。大きなサイズのファイルもあるものの、下手に削除すればパソコンの勁作が不安定になる恐れもある。不要なファイルを削除するには、所在と安全性を確認することが重要だ。

知らない間にたまる不要なファイル

図1 いらないソフトや整理されないままの写真など、長年使用したパソコンにはCドライブの空き 容量を圧迫するファイル頬がたくさんある

図1 いらないソフトや整理されないままの写真など、長年使用したパソコンにはCドライブの空き
容量を圧迫するファイル頬がたくさんある

不要ファイルの在りかを突き止める

図2 HDDやSSDの使用状況を示すソフト「SpaceSnJffer」。ウィンドウ全体がHDDの容量を表し、ウィンドウ内の領域の大 きさがフォルダーやファイルの容量を示す。「winsxs」フォルダーや「installer」フォルダー、「Program Files」フォルダーなどが大きな部分を占めている

図2 HDDやSSDの使用状況を示すソフト「SpaceSnJffer」。ウィンドウ全体がHDDの容量を表し、ウィンドウ内の領域の大きさがフォルダーやファイルの容量を示す。「winsxs」フォルダーや「installer」フォルダー、「Program Files」フォルダーなどが大きな部分を占めている

システム関連のファイルを削除する

図3「ディスククリーンアップ」を開き、「システムファイルのクリーンアッ プ」をクリックする(左)。WindowsUpdateの実行ファイルやサービスバックのバックアップファイルなどを削除できる(右上、右下)

図3「ディスククリーンアップ」を開き、「システムファイルのクリーンアップ」をクリックする(左)。WindowsUpdateの実行ファイルやサービスバックのバックアップファイルなどを削除できる(右上、右下)