「以前のバージョン」でファイルが復活

過去に遡って復元できる

図1 誤って削除したファイルは、保存したフォルダーを右クリックして「以前のバージョンの復元」 を選ぶとフォルダーごと復元できる可能性がある。復元先は元の場所か別の場所か選べる

図1 誤って削除したファイルは、保存したフォルダーを右クリックして「以前のバージョンの復元」
を選ぶとフォルダーごと復元できる可能性がある。復元先は元の場所か別の場所か選べる

標準ではシステムドライブのみが対象

図2 システムトライプ (ここではC 以外の場所も復元対象にするには、「システムのプロパティ」画 面で設定する

図2 システムトライプ (ここではC 以外の場所も復元対象にするには、「システムのプロパティ」画
面で設定する

ファイルを誤って削除したときに頼りになるのが、「以前のバージョン」機能。ファイルを含むフォルダーを右クリックして「以前のバージョンの復元」を選ぶと、フ幻レターごと復元できる(図1)。システム保護のための「復元ポイント」と呼ぶバックアップから復元する。
ただし標準の設定では、復元対象はシステムドライブ(通常はCドライブ)のみ。別のドライブを復元対象にするには図2の手順で設定を変更する。復元ポイントは標準では1日に1回ぺ またはソフトをインストールしたタイミングなどで作成される。このため、バックアップしたタイミングによっては目的のファイルを復元できないことがある。手動で復元ポイントを作成するには、図2左の画面で「作成」をクリックする。
この「以前のバージョン」では、ドライブ全体を復元することも可能。Windows 8.1にも「ファイルの履歴」と呼ぶ同様の機能があるが、復元対象はユーザーフ幻レターのみだ。
※スリーブ時などで作成されないこともある

もうおススメできない便利機能もある

図A デスクトップ上に配置して使う小型ア プリケーションの「ガジェット」(上)や Witxlows XP互換の仮想化機能「Windows XPモード」(右)は、安全面に問題がある

図A デスクトップ上に配置して使う小型アプリケーションの「ガジェット」(上)やWitxlows XP互換の仮想化機能「WindowsXPモード」(右)は、安全面に問題がある 

Windows 7で好評だった機能でも、現時点では使用を勧められないものがいくつかある。その一つが「ガジェット」。よく使う機能をデスクトップのサイドバーに貼り付けて使う小型のソフトだ(図A)。マイクロソフトのWebサイトで多数のガジェットを人手できた。しかし現在はサイドバーに重大な脆弱性が見つかったとして、提供を終了している。
Windows 7 Professional以上に搭載される仮想化環境「Windows XPモード」(以下XPモード)も、使用しない方がよいだろう。 Windows XPのサポートが終了するにともなって、XPモードについてもサポートが終了したからだ。